今日は手・足の痺れなどの治療で行う牽引治療について書こうと思います
まず牽引治療の目的ですが
腰痛や肩こりなどが原因となった積み木状に積み重なる背骨と背骨の間の神経が出ている部分を
牽引治療により広げ神経圧迫を和らげようと言うものです
しかし約15年前の整形外科学会論文で
“牽引治療は効果がない”
と言うのが常識となっています
その論文では牽引することでほんのわずかの時間だけ
神経の出口は広がるが重力や日常生活によりすぐ狭くなり
治療効果は全くないということが示されています
そのため当院では牽引治療器はもちろん置かず
牽引治療は行っていません
今通われてる整形外科などの病院や接骨院で
牽引治療を勧められることがあるかもしれませんが
その際はこのブログの内容を頭の片隅に入れて置くことをお勧めします