こんにちは。
戸田市、まつなが接骨院です。
前回のまつなが接骨院ブログから続き、コロナ禍における「健康二次被害」について書きたいと思います。
健康二次被害の定義としては「外出自粛により運動量が低下、それが様々な不調につながる」というものでした。
そしてそのような状態を表す言葉として、近年は「フレイル」「サルコペニア」といった用語が使われています。
ちょっとまだ耳慣れない用語ですので、ざっくりとですが、ここで解説したいと思います。
【サルコペニア】
サルコペニアとは「筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態」を示す言葉。
特に高齢者の身体機能障害・転倒のリスク因子になり得るとされています。ギックリ腰も引き起こされます。
もともとは「筋肉」と「喪失」を意味するギリシャ語を組み合わせた造語だそうです。
【フレイル】
フレイルとは「加齢に伴い身体の予備能力が低下、健康障害を起こしやすくなった状態」を示します。
いわゆる「虚弱」と言われる状態です。
このサルコペニアとフレイル、
どちらもとにかく身体機能が低下している状態で同じような意味にも思えますが、フレイルの方がより広い概念です。
フレイルという大きい枠組みの中にサルコペニアなどの身体的な問題と頭痛などを引き起こす、社会的・心理的な問題も含まれている……そんなイメージです。
つまり(逆に説明が余計にややこしくなってしまうかもしれませんが)、
フレイルの人はサルコペニアを合併することも多く、サルコペニアがフレイルの引き金にもなり得ます。
どちらにしても、決して望ましくはない状態です。
自粛期間中であっても、整骨院・接骨院の治療も重要ですが、頭痛・眼精疲労予防のためにも、こまめな運動や適切な食事など、予防を心がけたいものです。